―物質合成
単アーク溶解炉
アーク放電によって原料を溶融して結晶を作製します。主に金属間化合物を作製する時に使用します。
シリコニット管状炉
縦型・横型どちらでも使用可能な管状炉です。最高1300℃まで加熱できます。
マルチターゲットスパッタリング装置
単体元素や金属間化合物の薄膜作製を行うことができます。メインチャンバーには5種類のターゲットを入れることができます。基板の熱処理(~500℃)も可能です。
―物性計測
7T スプリット型超伝導マグネット(Oxford製)
温度可変インサート付き超伝導マグネットです。横方向に磁場を印加でき、角度回転測定が可能です。NMR測定も可能です。
12T 超伝導マグネット(Oxford製)
温度可変インサート付き超伝導マグネットです。最大12テスラ印加できます。
温度可変インサート付ヘリウムデュワー(Cryo Industries製)
無磁場下の電気輸送特性を測定できます。
―微視的測定
- NMRスペクトロメータ(サムウェイ製)
- 広帯域フーリエ変換NMRスペクトロメータです。
- 加圧装置
- 2重構造圧力セル(BeCu+NiCrAl)を用いて圧力下(最大2~4GPa)における輸送特性・NMR測定ができます。
- 実体顕微鏡
- 合成した試料の表面観察や物性計測するための試料準備に使用します。
- 共同利用施設
- 中性子散乱:中性子を用いて磁気構造解析を行います。
- 日本原子力研究開発機構 研究用原子炉 JRR-3
- J-PARC MLF実験施設
- Paul Scherrer Institut (PSI)
- 放射光X線散乱:放射光を用いて磁気構造・結晶構造の解析を行います。
- 高エネルギー加速器研究機構(KEK) フォトンファクトリー(PF)
- 大型放射光施設 Spring-8
- 中性子散乱:中性子を用いて磁気構造解析を行います。